2006.08.13

 

 

 

久々の釣行である。

 

ヘタレな釣行ではない

 

 

 

「源流の鬼」 caddis氏と、共に谷に入る

 

 

 

 

 

即ち。

 

 

 

 

ハードな釣行となった。

 

 

入渓ポイントは何時もの場所だった。

 

しかし、目的地は、私にとっては、未知の谷である。

 

その谷のゴギの平均サイズは、26pはくだらないという、

 

目くるめく世界が待っていてくれるはず

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確かに、目くるめく世界がそこにはあった。

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caddi氏

 

針に乗ったその重量感は、そこいらの谷ではあり得ないほど。

 

で、結構バラシた(自爆

 

手元まで持ってきて、ネットに入れて、

 

気の毒だから、直ぐに針を外して、

 

caddisさん見て〜♪

 

と、持ち上げた途端、逃走されたゴギ

 

目測で27pはあった

 

 

で、ようやく、一匹目の写真を撮影できた。

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しかし、オチビだった。

ソレを見たcaddis氏曰く

 

「そんなオチビが出てはいけない」

 

と、全否定(爆

 

 

 

懲りずに、また、上流を目指す。

 

 

そして、この谷の最大の難関、二段構えの滝に差し掛かった。

 

 

上流に向かって、左は、垂直岸壁。

 

右は、樹林帯ではあるが、負けず劣らずの急斜面。

 

 

前門の虎、後門の狼

 

 

さぁ、どうする?

 

氏は、前回、左を選択し、命の危険を感じたという。

 

よって、右の斜面を捲くことに

 

杉、ブナの林であったが、アホみたいな急斜面。

 

ただ、

 

滑落しても

 

途中、何処かの木に引っかかるだろうと、

 

お気楽な気分で、登り始めた。

 

上流方向には、切り立った谷があり、それも越えるため、

 

かなり、上まで登り、上流へ逃げなければならない

 

私が、斥候として、先行した。

 

登るというより、

 

手足全てを使い、手当たり次第のモノを掴み

 

這い上がると言った方が適切だろう。

 

で、結局、帰りに通る予定だった、仙道まで、上がってしまった。

 

久々に、心臓の鼓動が、全身に鳴り響く。

 

煙草を止めるとは言わない

 

 

 

ただ、本数は、減らそうと感じた(笑

 

 

 

でもって、仙道を、少し、あがり、ここらで、滝を越えただろうという地点で

 

 

再び、降りる。

 

 

と言うより。

 

 

アチコチの浮いた石を、派手な音を立てながら、蹴落とし、

 

すべり降りたと言った方が、正解だろう。

 

正統な登山家から見れば、非難される事請け合いの下り方(自爆

 

で、降りた場所は、二段の滝を越えた、ドンピシャの良い場所だった。

 

ここからのゴギたちは本当に、スレていなかった。

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この子は、暫く、足元で、じっとしていた。たまげたのだろう。

 

 

氏が、フライで攻めて、直ぐ側を、歩いたポイントがあった。

 

 

私が、そっと覗くと、ゴギが一匹、ぼけらぁーと浮いていた。

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赤丸の中らへんに居た。

 

試しに、頭の少し、上に、餌を落とし込み、ソロリ、ソロリと仕掛けを側までもってくると、

 

ゴギが、一瞬、体を捻じ曲げ、また、元の体勢に戻った。

 

あれ?

 

食ったの?

 

半信半疑で、仕掛けをソロソロと手元に、持ってくると、

 

ゴギが、急にジタバタ、し始めた、で、

 

竿も、ジタバタし始めた。

 

こりゃ、驚いた(汗

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で、これが、その子

 

私は、大笑い、caddis氏は、「えー、なんでやねんと」、納得行かないご様子(笑

 

 

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その後、上流まで詰めて、終わった。

 

帰り道が、長かった。

 

本当に長かった。

 

正直、歩く事に、飽きた。

 

今夕は、夜遅くまで、呑んでいた、が、

 

ビール大瓶一本と、ビール350ml缶×4本で力尽きたドテッ(o_ _)o

 

 

2006.08.14

 

本日は、私の体が、言う事を聞けば、caddis氏に付いて行く事になっていた。

 

不思議なことに、0600にスパッと起床する事ができた。

 

で、再び源流へ突撃。

 

ここは、以前、昨年に引き続き二度目の 谷である。

 

昨日の谷もそうだったが、流石に、水量が少なかった。

 

フライには、厳しい状況だった。

 

ボチボチと、釣りあがり、普通のゴギ釣りとなった。

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そして、谷で、ゆっくりと昼食を摂り。

 

下界、現実に帰るべく、私が先行してボチボチと下り始めた。

 

 

一度、死を覚悟する滑落をし、

 

一度、足の骨折を覚悟する打撲を受けて以来

 

私は、谷を下る時も、登る時も、鈍重と笑われるぐらいに、ゆっくりと行動する。

 

 

安全なはずだった…

 

 

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暫く歩くと、私と、氏との距離が、結構、離れている事に気付いた。

 

 

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氏を待つべく、暫く立ち止まったその時

 

 

 

 

 

 

 

 

谷の遥か上より、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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バキバキ!!!と、ぶっとい生木がへし折れる音がした!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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これには、たまげた。

 

 

 

氏も、何事か!と、音のした方向をにらむ!

 

猿ではない、

 

猪ならば、蹴落とすのは、石。

 

木に登る事ができて、重量のある、生物。

 

 

そう

 

 

 

 

 

 クマ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ぬぁぁぁぁぁぁ!!!!

 

 

 

 

 

 

会いたくねぇーー!!!

 

 

 

私は、音のした方向に向かい、ゴルァ!!! と叫び、爆竹に点火。

 

 

 

一応、ナイフをシースから、抜き出せる状態にし。

 

四方を警戒。

 

格闘しても、まず、勝てないのですがね(苦笑

 

爆竹のコダマも収まり、caddis氏は、ゆっくりと、降りてくる。

 

あたりは、ワザとらしい程の静けさ。

 

その場で暫く、ワザとらしい程の大声で会話をした(笑

 

結局、その音を出した本人を見ることは無かった。

 

 

 

そして、再び下り始めて、暫くすると。

 

氏が

 

 

 

「ネット…」

 

 

 

ま、まさか

 

 

 

 

なんとなく、身に覚えが・・・( ̄▽ ̄;)

 

 

この↓写真を撮影した時に、そのまま現場に放置した、疑いが強いという。

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私は、尻に火が付いた勢いで、下ったが。

 

 

 

氏は、慌てなかった(笑

 

 

 

その後、ネットを無事回収。

 

谷を降りきって、車に付いた途端、土砂降りの雨。

 

こりゃ、もう、家に帰れってことやねと、思い。

 

氏と、その場で別れ、家路に着いた。

 

 

おしまい。

 

 

caddis様

今年も、夏の源流探査に、お付き合い頂きありがとうございましたm(_ _)m

 

 

 

得たモノ

太もも、パンパン(爆

歩かねばイケンと言う意識

 

 

失せモノ

体力、

何度も同じことを書いているような…(汗

 

 

 

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