この度の谷は、かつて「源流の鬼」氏より伝授された場所につき
場所の詳細は極力ぼかして描いております。
ご了承ください。
お待たせを致しました、春の源流釣査です。
2010.04.17
そろそろ、五月が近づいてきた。
薩長連合源流調査隊のシーズンである(笑
釣り始めは、比較的遅い07：00より
気温は0℃
ただ、風は穏やかで、天気も上々。
悪くない日和だった。
今回の谷の魚影は相変わらずの濃さだった。
そして、平均サイズもそこいらの谷に比べ段違いに大きい。
時折、どこからか舞い散る山桜の花びらを愛でながら
静かに、着実につり上がる。
最初の一匹、ボ逃れを兼ねて撮影
このぐらいが平均サイズここで↓
少し小振り ここで↓
今回の最小？ここで↓
09：00頃測定 水温は４℃
この画像では随分と赤みが強い魚体ですが、実際は深い青色の魚体。ここから↓
根に潜られそうでやばかったのだが、無事ランディング ここより↓
恐らく、鳥に襲撃され、辛うじて難を逃れた傷跡。ここから↓
温度測定から二時間も釣り上がった頃だった
いかにも 、という場所に到達
えいっ、と軽いノリで仕掛けを打ち込む
一発で、キタッ ！
そろり そろり と 手元に寄せ
無事ランディング♪
目測で28㎝はオーバー
こ、これは！
まずは、証拠撮影をー
あれ？
え？
いな い・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
記憶に残る魚体はウナギの用に長細く。
尾びれには、あの調査済みマーク
体高こそなかったものの、あれは尺近かった・・・・・・・・・・
ダメ元で再度仕掛けを打ち込む
出てきたのは平均サイズ…
無念也。
その後、大きなアタリ、魚影を見ることなく
魚止と思われる滝に到達。
滝壺の一番おいしい場所に無情にも横たわる杉の木一本
どうも、今年は杉に妙なご縁があるようで…
嬉しくないですな（苦笑
まずは、落ち込みから
残念ながら、ノーリアクション
次は、杉の木の下流へ、仕掛けを打ち込む
すると、真横に目印が流れた
軽く、アワセをくれた途端
竿は大きくしなった！
こ、これは、デカイ！
狭い場所ゆえ
提灯仕掛けゆえの苦闘がスタート
なんとか、ツラを持ち上げ空気を吸わせ
手前へ引き寄せ始めた
その時、ふと、ヤナ予感がよぎった
アワセが甘かった・・・・
ヤバいな…
そう考え始めた・・・
仕掛けが
弾けた・・・
人間、心底悔しい時は、本当に声が出るもので
深山の谷間に
悲しい、こだまが響いた
前の場所での、余りに不覚な取りこぼしが脳裏に蘇った
ここは、徹底的に粘るベシ。
まずは、煙草を一本。
仕掛けを入念に点検
そして、きっちりと針に餌を取り付ける。
まずは、一番水深のあると思われる杉の直下へ
アタリが！
軽い、
違う
違うのだ！
君ではないのだ！！！
その後、滝の直下等々、杉の上流部を、入念に叩く
音沙汰なし。
ぬぅ
もはや、叶わぬか・・・
望みは薄いが、先ほどの場所に
仕掛けをシレッと打ち込む
その直後に
目印は、垂直に落ち込む
一呼吸置いて・・・・・・
アワセを食らわす
竿にのしかかる、確かな手ごたえ！
キタどぉーーーーーーーーーーーーーーーーー
これは、取る！！！！
と、気合いを入れた瞬間、
あろうことか、杉ボサへ逃げ込む魚影！
ヤバっ！
強引に竿を煽り、引きずりだす
もう、仕掛けが切れそうで、金●が縮み上がった
手元に引き寄せ
取り込みの為、竿を畳んだ途端に、右に左に、振り回される
我慢、
ここは、我慢
どれだけ、時間が過ぎただろうか
谷間に、歓喜のこだまが、響いたとさ。
おしまい（笑
実に、立派な魚体だが、残念ながら泣き尺29.5㎝である
尻尾をすぼめて、やらかそうと考えたが、それはやめにした(笑
胴体が長く、途中で折れてます、平らな場所が無かったのが悲しいですのう。
厳つい面魂、大きな尾鰭、惚れ惚れしますのう(笑
これで、心は満腹。
ついでに、どん兵衛でお腹も満腹
実に、楽しい釣行だった。
おしまい。
気温：朝：0℃ 昼：17℃
水温 4℃
水量 平水より多し
天候 午前 晴れ谷の風は弱、午後の下流は風強し
山桜は散り始め、菜の花満開、田んぼの代掻きスタート
タラの芽、すこーし早かったが、すでに収穫期。