ご安全に!

2010.05.22.23


鮎シーズンが開幕し、

本流師と鮎師のポイント争奪戦が始まる今日この頃

如何お過ごしでしょうか。



さて、今年も薩長連合極秘定例会合が、執り行われたわけである。


今回は、誰にも先行されたくなかったので、集合時間を大幅に早くした


幸いにして、先行者は居なかった。


現場について、ふと考えた。


KICIROW氏 は、テンカラ。

天候は曇り、気温も比較的低い。

スタート時刻を今少し遅らせたほうが良いと考え

車中で、テレテレと朝食を摂り始めた



しかしながら氏は、時間が惜しいとばかりに釣りの準備をいそいそと始め

準備がすむと、さながら檻の中の熊のように

私の車の周りをウロウロし始めた(爆

その背中には、「今、直ぐにでも出立すべし!」 という文字が浮かんでいた(笑

ならば、と、侵攻を開始した



途中の流れはすっ飛ばし、一番おいしい所で、時間を掛ける事とした



KICIROW氏:テンカラ、餌

ワタス:餌

餌は、地中の愉快な仲間達

事前調査は、済ませてある

あとは、ひたすらに上流を目指して、釣り上がるのみ


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ここのゴギは、平均サイズの大きさは言うまでもないが

特に、頭が大きい。
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胴回りの太く、体高もある。

実に、たくましい魚体をしている。
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そんな事を、考えながら

ぼちぼちと、釣り上がる。

私は5〜6匹程度だった

氏は、結構な数を出していたように思われる。

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いつのまにやら、予定していた最終ポイントへ到達。

信頼と実績の場所

ここで出なければおかしい



ところが


出ない。

出たのは、中サイズと、小サイズ

君たちではないのだ!



氏はテンカラを餌に切り替えたが、

残念ながら、ここで、水面が大きく割れる事はなかった

降りるには、時間が早すぎる。


しからば、上流へ。


強烈な、急斜面を這い上がるように登り


汗だくになり、肩で息をしながら滝を大きく高巻いた

そして、冷や汗をかきながら、同じような斜面を下りてゆく。



ここで、ひとまず昼食とする


以前、ここを「源流の鬼」氏の案内で訪れた事がある

生活の一環として人が入らなくなった場所



不思議と、荒涼とした雰囲気は無く

五月の新緑が目に鮮やかであり、やさしくもあった

肝心のお魚の方だが


良かった

人間に慣れていないのだろう、

随分とのんびりとした反応だった

氏が良型をあげ、それを横目に見ながら


いいなー、とぼやきながらすぐ上の場所に仕掛けを打ち込んだ



すると、


テールウォークをかまし、



所狭しと荒れ狂う魚体が現れた




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29p 前回の泣き尺とは違うお魚。



やらかした


客人をほっておいて、自分がやってしまった



一人ならば、掛け値なしで嬉しいのだが

こういった時は、実にみょうな気分になる


氏は笑っていたけど(笑



そして、不幸な事に、それきっり魚信が途絶えた

大きな魚止もなかったのだが…



もはやこれまでと、二人で判断し

古い古い仙道を下り始めた

その途中、非常にヤバい箇所があった



深く、深く、苔むした杉の木。

見ただけでも、ヤバいと分かるほどの古さ。


氏は持ち前の身軽さで、さっと渡ってしまっていた。


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足の感覚で、足元の杉の木が朽ち果てていることがわかるほど

スカスカな踏みごたえ…

壁の様な崖に極力沿いながら…


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半ばまで、進んだ時だろうか






足元が、沈んだ



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ずっしりと、杉の木が沈んだ


金●が縮み上がった。

どう、足を進めたか覚えていない程のびびっりぷり



次回から、通る事は無いだろう(大汗


つか、厭です(爆




無事、車まで戻り


汗で冷えた体を温めるべく、温泉に浸かり


いつもりより、かなり早めの宴会が始まった


豪華な前菜。

そして、いつもの謎の肉。

がっつり食べて、がっつり飲んで。

日付が変わるまで、宴は続いたのであった(爆




翌朝

戸を震わす、風で目覚めた

布団を畳み、昨日に予定した谷へ向かった


荒れていた、杉の木ばかりでどうにも、雰囲気が良くない


しからばと、第二候補へと向かう

幸い先行者は無く、その谷を釣り上がる

ゴギ域の谷である

しかし昨日の谷と種が違うのではないかと思うほど、オチビばかり

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やはり、お手軽な場所はこんなものだろうと、ぼやきつつ





立ち位置を変えようと右足を上げた時だった





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足元に、転がる木に気付かずシューズの紐をひっかけ

見事に、転倒

怪我は無かった。

怪我は無かったのだが…




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一本の竿が、4本に増えた



正直、帰りたくなった(爆


悲しくもあるが、新しい竿を購入する言い訳がでけたと

屈折した考えが浮かんだ最終日だった。


最後は、何時もの如くUFOを食し


散会となった。


おしまい。




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初日

気温:15度 下流 20℃

水温:12度

天候:曇後雨

二日目

気温:20℃?

水温:10℃ぐらい?

天候:雨