2013.04.30

もはや恒例行事となった、KICIROW氏のゴギ三昧の日々にお付き合いすることとなった

この日の谷は、いまいちな谷

本当にお魚が居ないのか?

それを確かめるべく、侵攻を開始した。


天候は 夜明け前は烈風を伴う強烈な雨

幸いにして、入渓前には雨は上がったが、気温は下がり始めた。

どうなることやら、はじまり  はじまり。



















それなりの良さそげな渓相。

ボチボチと釣り上がる。





































当初は、気温が低く、KICIROW氏のテンカラ、私の毛針への反応はかんばしくなかった。

しかし、釣り上がるにつれ反応が良くなり始め

型も、良くなってきた。

しかし、テンカラへの反応の渋さから、KICIROW氏がルアーに釣法を変えた


そんな頃合だった



ぱっと見、いかにも良い場所

尺は贅沢だけれども、泣き尺は入っていそうな場所

まずは西洋毛鉤で














































さそうな雰囲気には、ちと遠い、中の小サイズが出た











そこに、試しとばかりにKICIROW氏がルアー(鮎、源流なのに鮎(爆))を投入













































たちまち、ヒット


二人して、おおおー、と喜び、サイズを確認


さっきの私の釣ったゴギより明らかに大きい


なぜ?なんで?源流なのに、なんで鮎に出るの???

しかも大きい・・・

私の頭の中は、混乱した。


で、まだ出るかも〜とKICIROW氏、再度打ち込む


又出た、しかも、良いサイズ。


又、打ち込む


又、出る









ウソや、詐欺や、なして、そったら沢山出てくるとや!!!??











それ以降、ルアーの圧勝。

凄まじい威力を発揮した。


大場所で外すことはまず無かった。

つか、大場所では、必ず複数匹を引き吊り出した。






この釣行で、確認できた事































その夜は、ガイドが、ゲストの釣果に嫉妬をするという、なんとも恥知らずな宴会となった。












まだ、テンカラ使用中のKICIROW氏(笑




入渓当初はこのサイズが中心



釣り上がるにつれ、このサイズが平均となった21〜22cmと思われる。


私は、14匹 平均サイズは19cm前後

氏は 20は軽く超え、平均サイズは23p前後

とびっきりの一匹は出なかったが、お魚が丸々と太り、しっかり竿を曲げてくれ

また、数も私にとっては、十分満足できるものだった。


天候 夜明けまで +RA 強風  その後 曇り時々小雨
気温 朝 7℃ 日中 16度
水位 平水と思われる
水温 7℃前後























2013.05.01




夜勤明けの「よしくん」を拉致監禁し、山奥に連れ去るという、今流行の「無慈悲」な作戦を実行。


今回の谷は以前良かった場所、今回も悪くないと思った


さぁ、どうなる




























夜勤明けで、やや不調な、よしくん、

それにもめげずにフライロッドを振り獲物を目指して攻撃開始。

私は、誰もが遠慮するなか、真っ先にオイシイ場所に陣取り、ボ逃れの一匹を取っていた(笑




















よしくんのフォルスキャスト

























良いところに、毛鉤が入る































思ったとおりの所で毛鉤に食いつく






































会心の一撃♪




























と、思いきや・・・













































合わせ切れ。



ま、ま、良くある話。


ラインを変えて、気を取り直して











































なんど、この姿を見ただろうか


なんど、この魂から搾り出されるかのような、呻き声を聞いただろうか


しばらく、某氏の悲しい時間が続いた…


























そして、待ちに待った一匹。




歓喜のよしくんの図






皆が、胸をなで下ろした







この日の、ボ逃れの一匹 このほかに同型3匹





この谷には、根こそぎ師が入ったようで、前回の釣果がウソのような貧果となった

ヤマメに関しては、あまり細かい事は言わないが


ゴギに関しては申し上げておく



ヤマメとは違い、谷々での種の違いがあるので放流での生態の維持はまず不可能である

数の維持はできるかもしれないが、固有種は失われる

数が減れば減るほど、次に来る自分の首を絞めるだけである。

品位のある釣りをなされることを強く希望します。









この夜は、合わせ切れの原因、及び対処方法についての議論を深めた。



天候 曇り 

気温 朝6℃ 風やや強し
水温 7.5℃
水位 源流:平水 本流:やや低
























0502



この日は、二日連続の谷遊びで、いささか疲れた体を癒す為に、

それなりに釣れて、それなりに時間の潰せる場所を選択




さぁ、最終日。










渋かった、毛鉤は、何を打ち込んでも ノーリアクション

気温が上がるつれ、反応が出始めるも、細く、小さな魚体

そして、数もでない





毛鉤は#11 それでも喰らい付いてくる根性のあるゴギ







昼食を終え、まぁ、とりあえず夕方に車に戻るまでの時間つぶしの為

と言う、なんとも怠惰な心構えで釣り上がり続ける



ふと、時計を見ると当初予定をしていた退渓時間が迫っていた



目の前には、それなりの良さそげな場所



まぁ、頑張ってみますかと、横着に竿を振ると


案の定、ポイントの間近で枝をかける


ラインを切って毛鉤を結びなおすのも面倒と考え

ポイントに思いっきり近づいて、毛鉤を取り戻す


これで、ここは潰れたな。そう思いながら、毛鉤を打ち込んだ






























ところが












控えめで、おしとやかな反応が一発で出た















まぁー、小さかろうもんね〜と思い





アワセをくれた












その時だった

























お、重い



む。む、む


ゴギが逃げ惑う場所には木が倒れこみ





ここに巻き込まれたら、マジにヤバイ



木の下に潜り込まれそうになれば、上流へ


上流の岩穴へ潜り込まれそうになれば、下流へ

























ポイントの上下を、うひゃー、ひゃー、と飛び回った












いま思えば、よくもまー、こけずに無事でいたものだと不思議に思うほど
















そして、何時ものごとく、無理やり引っ張り出して(笑


ランディング






この釣行での最大寸27p








良い場所に木がありますな(笑









で、メデタシ メデタシで終わらないのが、今回












それを見たKICIROW氏

初日の爆釣を棚に上げ、


ガイドがそんなに大きいお魚を釣ってはいけない

私も、会心の一匹が出るまで、やるぞーーーー!








ああ、薩摩隼人の闘争本能に火がついたようです(汗















で、



闘争本能と同時に、狩猟本能も目覚めたようで















氏も、27pを無事に手にした。


ゴギ釣りで、二人揃って、良型を手にするのは実に稀有な事


まことに、めでたき〆の釣りでありました。


おしまい





天候 快晴
気温 朝6℃ 夕方20度
水温 8度