谷底の岩ですら、木々の新緑に染まってしまいそうな頃合に
 

いつもの通り、ゴギを探しに出かけることにした。


今回も、ゴギを求めてKICIROW氏が襲来


氏は、地元民なみの土地勘をすでに習得されており


話をしていると、こちらがたじろいでしまいそうなポイントの選定を投げかけてこられる


もはや、ガイドは不要ではなかろうかと思う(汗





初日 05.03


例の鋭いポイント選定に基づき


氏が希望し、尚且つ、地元民ですら未開拓の谷にボーズ覚悟で突撃する事にした。


まず、一本目


私自身、谷の入り口はよく知っているが、入ったことはなく、


また、釣れるとの噂も聞いたことが無い谷


熊笹を踏み分け、奥へと進む、


水量はあるのだが、ガレ場が連続しプールはほとんど潰れ


流れの上には枝が覆いかぶさるという私の苦手な渓相


とにかく、お魚の存在を探る為、テンポ良くポイントを叩く


すると、出た、


おー、居たんだという感動と同時にゴギの腹が赤い事に気づく


むぅー、これは小さいサイズで揃うかもと思っていると、


予感は的中


上に行けば行くほど、小さくなる魚体、細くなる流れ


ここは、こんなもんでしょうと、二人納得して次の谷へ向かう





おかわり 二本目




何年か前に、雨の中、入り口だけ覗いた事のある谷



恐らく、叩かれまくって、ぺんぺん草すら生えていないだろうと思った。



索敵中のKICIROW氏







出た、出てくれた









渋い

と言うより、なんとなく個体数そのものが少ないような気がした


上手な人ならば自信をもってそう言えるのだろうが、私のような者はあくまでも推測に過ぎない


二人が釣り上げた魚体を観察すると、先の谷のような腹の赤いタイプではなく


青みの強い魚体である


加えて上流へ行くほど、体長、体高が少しずつ大きくなっていった


しかしながら、水量が減り、沢幅も狭くなり始め、退渓時間も迫ってきたので打ち止めとした


次回に、奥まで詰めてみるかどうか、微妙なラインではある


じっくり攻めるKICIROW氏


いずれにせよ、存在は気付いているが、入ったことが無い、噂にもならない谷が相当数ある


時間をかけ、それら一つ一つを釣査するのが今後の課題になりそうである。


それに、体力が付いていくかどうか、これも課題どす(苦笑


その夜は、釣りとは全く関係ない話で盛り上がったそうな(爆
 




2014.05.04



昨日は、宝探し



本日は、腕試し



お魚は間違いなく居る、


出なければ、己の腕を疑えという谷


でもって、よしくん氏↓も参戦されるとのこと、




さぁ、どうなる。



谷へ下りると、そこらじゅうに羽虫が飛びまわる



とても、イイ感じ。



と思えるが、こんな日に、私は良い目にあったことが無い(汗



すると、案の定、渋い



まぁー、連休中日だし、さんざ、教育された後だし、


飛んでる羽虫の水中のドリフターに夢中で、お空の方には向いて無いでしょうという予測で


しばらくは竿抜けポイント+お空を見ている魚探しに専念することに



でもって漸くのボ逃れの一匹

痩せこけた魚体、すまぬすまぬ


見落としがちな、大場所の二歩手前(笑





これで、余裕がでけたので、お二人の後ろをテレテレと付いて行く










で、隙を見つけては、姑息に釣る(爆





ここも、大場所の一歩手前





で、ある滝に出会う


見た目、取り付きやすい






 




しかし、上がれば上がるほど、足場が狭くなり




最終的に、つんつるてんとなり




私が、ビビる






で、しょうがないから












こうなる


蛙のようにへばりつく、これ以上の姿勢はとれまへん(汗









どーも、近年、臆病になりすぎているような…




安全なのはいいのだが、恰好が、ネ・・・(汗
















で、安全を心がけて、一番高低差のある滝に挑む!


直登ゆえに、マジにギリギリ一杯
 








そんな時だった




























ベストの胸のポッケから、なんかが落ちた


































あんな薄っぺらい毛鉤ケースが

見事に「縦」に転がっていくのは初めて見ました(熊談。























ちょうど、下の木の根元に直撃













その衝撃で

































ぜんぶ、

ぜんぶ落ちたーーーーーーーーーー

あれだけ時間をかけた毛鉤が

ぜんぶ、綺麗に谷に蒔かれた(大涙







ああ無情



















けど、最後尾のよしくん氏がめぼしい落下毛ばりをほぼ回収してくだすった



途中のボックスはKICIROW氏によって回収して頂いた


たいへん、 ご迷惑をおかけしました


次からは、ちゃんとポケットの蓋のしまる量にボックスの数を減らします(汗




あの時、下にズリ降りて、毛ばりを回収する根性は、既にありませんでした<(_ _;)>






そんなこんなで、大場所に到達、


ところが、よしくん氏はロングキャストを敬遠してしまう


ならばと、ワタスが出しゃばる


とはいえ、ワタスが上手い訳でなく、ただ、すこし遠くに毛鉤飛ぶだけである


つまり、
テイリング入りまくりの出鱈目投法(笑
























































































































































































笑われたならば、意地でも!と




1〜5までの工程を何度繰り返しただろうか






何度、打ち込んでも毛ばりの横で跳ねるばかりで、喰いつきゃせん
  







もう、やめたー、と思った時に



掛かった(笑





フフフ、見たかぁーーー!、とお魚を確認すると



スレがかり







理想通りにはいきませぬな・・・








頑張るよしくん氏







で、滝もなくなり、一安心、


狙った所からまずまずの一匹が出る
 

よしよし、と背中に手を回すと







そこには、何も無かった




そう、三度目のネット逃走




もう、疲れた




やむなくネット無しで撮影








こちらは、その次に出たゴギ、近所に居られたKICIROW氏のネットを拝借(笑






色んな事があり過ぎた一日だった。


その夜は、谷の歩き方、足の運び方についての講義があったそうな








05.05

結論から言いますと

釣りしてません(笑

山菜探してました。

見つかりました

ぜーんぶ伸びすぎでした。

来季に期待






おしまい。



やまえんごさく


















ひゃー、書いた書いた、釣りの時より大変だったかも(笑